期日:2018年10月7日 会津駒ケ岳、尾瀬沼
参加者:会津駒ケ岳 izm,tkd,kdw、尾瀬沼 hs,tkh
概況: 駒の小屋にもどり2階に行きザックを所定の場所に格納後、炊事場で食事だ。ランプに火が灯った。炊事場は10名くらいが一緒に低いテーブルを囲んで食事、談笑が可能だ。陽が落ちて小屋の外は真っ暗となり小屋内のランプだけが浮かび上がった。雰囲気は最高でついついお酒が進み各々の出身地や山のお話で盛り上がった。関東からの登山者もかなり多い。こうして会津駒ヶ岳の夜はあっという間に更けてゆき、消灯時間の20時となった。寝る前のトイレ(駒の小屋ではトイレは外にある)で小屋の外に出ると真っ暗な空一面に満天の星が見えた。小屋に戻り、明日の晴天を祈り眠りに入った。
10月7日。未明、眠りから目覚めて時計を見ると2時40分であった。窓ガラスが風でカタカタと音をたてており嫌な予感が頭をよぎった。5時30分トイレで小屋を出ると嫌な予感は当たっていたようで濃いガスがたちこめ強い風も吹いていた。この状況の中、予定通り大津岐峠まで行くのは無理と思われた。
6時30分、朝食である。下山ルートを検討。やはり、濃いガスと強い風はこの時間でも収まっておらず、安全に速く下山可能な滝沢口へ下山することとした。
7時30分、駒の小屋出発時にhsさんに滝沢口の国道まで下山するので迎えに来てほしい旨、連絡した。10時30分が約束の時間となった。駒の小屋から下山する際の木道が特にスリップする。細心の注意が必要だ。なんとか10時に滝沢口まで下山。後はゆっくり舗装された林道を30分かけて国道まで歩けばいい。
すると見慣れた白いカローラが上がってくるではないか。運転手はtkhさん、隣にhsさんが乗っている。国道が約束の場所であったが、結構距離があると思い、ここまで上がってきたくれたのであった。話によると2人の尾瀬隊は昨日、快晴のもと、尾瀬沼まで行き紅葉と燧ケ岳の大パノラマを満喫してきたとのこと。夜は夜で民宿「松源」(この日「山びこ山荘」は予約が取れず観光協会で斡旋してくれた民宿)で数多くの料理とお酒を堪能したらしく上機嫌であった。
その後、裁ちそばを食べ燧の湯温泉にも入り、2時過ぎ「山びこ山荘」に到着した。玄関の佇まい、木の香り。ご主人や奥さんの顔。全てが懐かしく感じた。通された部屋で先ほど買い出しをしたお酒で乾杯である。今回は2隊に分かれての山行となり台風の進路による変わりゆく天気予報への対応や宿泊場所の確保等々、色々と大変であったが、その分、充実した山行に思えた。